MIDI 打ち込みの楽しさ!

クラシック打ち込みのホビーとしての楽しい点
 コンピューターでクラシック音楽を打ち込むことはプラモデル作りに似ています。私の場合それは飛行機であったり戦車であったりします。もちろん実物(生演奏)とは違いますが、手を入れれば入れるほどリアリティーが増してくることはとても良く似ている点です。設計図を元にそれぞれの部品に色を塗り、コックピット内を仕上げて行き、操縦桿などに人が触ったぬくもりを与え、細部を一つ一つ仕上げて完成に近付けて行く。デカールを貼り、全体を組み上げた後は最後にわざわざ汚しを入れていかにも実際に使ったかのように見せかけて行く。まさに虚実皮膜の楽しさで、これはコンピューターの楽しさの根幹を成すものでしょう。そして出来あがったものが鑑賞に耐えうるものならば、後から何度でも鑑賞することが出来ます。
 そしてもう一つ。生演奏などは作曲者の意図とは別に指揮者などの演出が入っています。時には作曲者の意図とは違ったものになっていることがあるかもしれません。スコアから自分で作ってみるということは、純粋に作曲者の意図が見えてきて思わぬ発見をするときがあります。「このとき作曲者は多分こんなことを考えていたんだろうな〜」とか「こんなところに行った事があるのかなあ」など思い描くことが出来ます。そしてそれを自分なりに解釈して盛り込んで行くことが出来るのです。時には作曲家になり、時には指揮者になったりと、一種のバーチャルエクスタシーを味わうことが出来るのです。
このサイトのMIDIの意義
 MIDIファイルはサイズが小さいので、インターネットなどの電話線を使った通信環境で威力を発揮します。
また、ホームページのBGMにも使えるのでかなり多様な使い方ができると思います。
残念なのは再生装置によって音が変わってしまうことですが、打ち込みの際に少し考えればソフトウェアシンセなどでもそこそこ鳴るようになります。
本来気楽にしかも簡単に聴くことができるのがコンピューター音楽でしょうから、そういう再生も有りと考えています。
さて、ここにある音楽はすべて「クラシック音楽」なのですが、このサイトを訪れて気楽に何曲か聴いてみて、今まで知らなかった名曲を発見したり、分からなかった曲名がつながったりできれば、webマスターとしてこんなにうれしいことは有りません。そして気に入った曲があったら是非生演奏のCDを買ってみてください。
このサイトがクラシック音楽のCD購入のガイドを少しでも果たせればと思っています。(1999/9/3)
設計図の出来不出来
 設計図とはスコア(楽譜)のことで、作曲者によってやはり出来不出来があります。生演奏では演奏家によって演出が加えられているのであまり目立ちませんが、楽譜の記号のまま素直に打ち込んでいってほとんど出来てしまう曲と、音量などを大幅に変えないと聴くに耐えないものになってしまうものとがあります。特に音響条件が悪い状態で演奏することを考えられたもの(バレー音楽など)は、その条件の中で聞こえるようにアレンジされたものが多いので注意が必要です(チャイコフスキーなどは難しい)。近世に近くなるにしたがってスコアの書き込みも充実して、そのまま打ち込んでもまずまず聴きやすく出来るものも有ります(ドビュッシーなど)。その曲が出来た時代によって演奏者に対する要求の高さの違いも見て取ることが出来ます。バロック時代などは各楽器のダイナミックレンジがそれほど大きくなかったので、全体の音の大きさは、楽器の数を増やしたり、音符の数を増やしたりしています。近年は楽器の性能も向上してきましたので、それに伴い作曲者の要求がだんだん高くなっていくことがスコアより見て取ることが出来ます。しかし近世のものだからと言ってそのまま打ち込 んでもまったく生演奏とは違ったものになることがあります。マーラーなどが良い例で、テンポやリズムのちょっとした違いで、まったく違った雰囲気になることがあります。指揮者による違いが出やすい作曲家の一人といえるでしょう。
 打ち込みやすいのは断然素直な曲ですが、その分あまり差が出ないかもしれません。日本のプラモデルは型抜きもしっかりしていて設計図も良く、細部もしっかりしているので組み上げやすいものが多いのですが、その分他人と差別化を図るのが大変。一方海外のモデルの中にはバリだらけで切り抜くのも大変。おまけに型がゆがんでいるので修正が大変。でも仕上ってみると妙なリアル感と、征服した満足感が漂う。こんな違いがあるかもしれません。
Roland SC-88Proについて
念願の外部音源を手に入れては見たものの思ったほど良い音ではありません。 おまけにフィルターの設定情報がホールドされていて、いちいち音源をリセットしなければならないなど、いろいろなファイルを気楽に聴ける状況ではないことが分かりました。(この辺はサウンドカードメーカーとは違い、やはり楽器屋サンが作ったものなんだな〜 などと感じています。) そこでいろいろといじってみてはいるのですが、やはりエクスクルーシブデータをちゃんと打ち込まなければだめなようで、いろいろと試してみています。 (でもこれってもっと簡単に入れられたらいいのに〜)
それでもユーザーが益々増えているこの音源、何とかしたいものです。 近いうちにこのエクスクルーシブデータ虎の巻特集でもしてみようかと思っています。 (16進数に悩まされる日々が続くのであった・・・。)    1999/4/12 おっと明日は自分の誕生日ではないか!
MIDIを作るには・・・
一部に「MIDIはどうやって作るの?」という質問がありましたので、答えてみたいと思います。
私は最初にMIDIを作り始めたときにはSC88などの外部音源を持ってなくて、PCに入れたサウンドカード(AWE-64G)で音を作りだしたのです。
まず、私が最初にしたことは、MIDIキーボードを買ったと言うことでした。しかも1万5千円程度の安物でした。
これは後でまったく使えない(少しは使えるのかなぁ?)物でした。ただ、そこに付属していたソフトウェアの中に「Cakewalk EX」というシークェンサーソフトがあり、それがMIDIつくりを始める第一歩を私に与えてくれました。最初は英語版のこのソフトになれるのが難しく、おまけにヘルプも英語で、しかもろくに説明がないと言う物で、とても困った覚えがあります。とりあえずは見えている五線譜に音符を置いてゆき、「ピアノの音がするなぁ?」程度の物でした。 そして、そのシークェンサーを使っていろんな人の作ったファイルを覗いて見て、「あー、こうすればこうなるのか?」なんて研究していった物です。 

最低限必要な機材
さて、では最低限これだけあればMIDI作れるという物をピックアップしてみましょう!

サウンドカード付きのコンピューター(マウス・キーボードはもちろん必要)
スピーカー(またはヘッドホンなど、音をモニターできる物)
シークェンサーソフト(Cakewalk、シンガーソングライターなどなど・・・)

以上。 たったのこれだけです。
そう、シークェンサーさえあれば、今手持ちのものだけでもMIDIは作れてしまうのです。
シークェンサーはフリーウェアでもいくつか出ているようなので、これを使えば費用はほとんどかかりません。
もし、サウンドカードがプアな物であるなら、ヤマハなどから出ているソフトウェアシンセサイザーを使う手もあります。
もちろん、質が高いMIDIを作ろうとすると、外部音源があったほうが良いのですが、金額も結構高く感じるし、ファイルを作っていって、限界を感じたときに買っても遅くはありません。
さぁ、貴方もMIDIつくりにチャレンジしてみましょう!
Midiでクラシックを音楽らしくするためのコツ
 シークェンサーで音符をただ打ち込んでも、一応その曲が何の曲なのかは分かります。
だけど、ごつごつしていていかにも「機械が演奏しています!」っていう感じになります。
それをいかに自然に聞こえるようにするのか? それが大きなポイントと言えます。(データに汚しを入れる)
コンピューターは正直で、メトロノームのように正確に演奏してくれます。(笑) まさしくロボットのように!(笑)
人間臭さをそこに入れるのですが、それはどんなことか・・・?

 人間は生きている時間軸の中で曖昧な部分を多く持っています。
たとえば呼吸は時間軸に対してすごくでたらめだって分かります。また、心臓の鼓動もいい加減ですね。 時には強く、時には弱く、速かったり遅かったり・・・。身体も動くときも初めはゆっくり動き始め、だんだんとスピードが増して、止まるときには再びゆっくりになる。
これを「揺らぎ」って言う人もいて、これが実は気分を左右する大事なものだっていうことが理解ます。だから、この揺らぎを上手く入れることがクラシック音楽を作る上での大きなポイントになります。
私はあまり細かいことができないので(笑)、やっていることはそんなに多くはないのですが・・・、
主にしていることは、音楽に起伏を持たせ雰囲気を盛り上げてゆくこと。基本的には音符の長さ、強さの調整をし、エクスプレッションを使ってうねりを付け、テンポを揺らしてみる。ただこれだけです。
これだけでもそれなりに聞こえてしまうことはお判りいただけると思います。
後は個々の楽器の表現力なのですが、これは音源による差が非常に大きく出てしまうので、どこまでやるのか悩むところです。
                                           2000/5/13
counter counter counter
DTMの私用参考書を集めたWindyのプライベートスペース
MIDIの作り方を中心に取り上げたサイトです。



クラシック音楽の楽譜が安い!